ご入園を検討中の皆様へ

昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で三密を余儀なくされ、想定外の事態が起き、生活習慣も変えざるを得ない状況となっております。
今まで当たり前のようにできたことができないストレスを感じながらの子育ては、保護者の皆様におかれましても、戸惑いも大きかったとお察しいたします。
しかし、このような時代だからこそ、以前にも増して、心折れることなく、自らの力で困難を乗り切ることのできる、逞しさも求められるようになってまいりました。
また、大学入試も今までのような知識・技能を問うだけでなく、思考力・表現力・判断力や、主体性・多様性・協働性までもが重視されるなど、大きく変わろうとしています。
ただ、どんなに世の中が変わろうとしていても、普遍的に求められる力は、「問題を発見」し、「試行錯誤」し、「問題を解決」する力です。
そして、そのベースになることは…
『自分でよく見て、自分で考え、自分で行動する』ことであり、幼児期から大切に育てなくてはいけない要素だと考えます。

茅ケ崎市内には１４の幼稚園があり、それぞれ特色があります。
自由遊びが中心であったり、運動や音楽、絵画や工作などの作品展に力を入れているところもあり、本当に様々です。
当園は、できるだけかたよらず、お友達と先生との関わりの中で、色々な体験を通して心身共に健やかに成長を遂げるようカリキュラムを組んでいます。
こどもは一人一人独自の個性と資質を持ち、その上一年の成育歴の差があります。
才能が幼児期に開花するのか、それとも大器晩成なのかもわかりません。
そのこどもたちに小学校の先取りや運動優先、過度の合奏練習などをするというのは、どうでしょうか？
この時期に大切なことは集中力を持って物事に取り組み、自分の考えや意見を言え、
お友達を思いやる心を養うことだと考えます。
ですから、もし見事なオペレッタや合奏、５段の跳び箱などに挑戦する姿を期待していらっしゃるのでしたら、当園は希望の園ではありません。　　
どうぞ、大切なお子様とご両親の教育理念にかなった幼稚園に出会えることをお祈りしております。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　香川富士見丘幼稚園
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　園 長 鈴木由香里

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